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バトロワの勝ち方は1つじゃない -- キルムーブとポジムーブの違い

バトロワの勝ち方は1つじゃない -- キルムーブとポジムーブの違い

バトロワで「上手い人」を思い浮かべると、敵をバタバタ倒していくキルマシーンの姿が出てくるかもしれない。でも実際にランクで安定して上位に入っている人を見ると、意外なほど戦闘を避けているケースも多い。

バトロワには大きく分けて2つのプレイスタイルがある。積極的に戦闘を仕掛けてキル数を稼ぐ「キルムーブ」と、有利なポジションを確保して上位入賞を狙う「ポジションムーブ」(ポジムーブ)だ。どちらが正解ということではなく、場面に応じて使い分けられるプレイヤーが結果的に強い。

このSTEP1では、2つのスタイルの特徴と使い分けの考え方を一緒に見ていこう。

2つのプレイスタイル -- キルムーブとポジションムーブ

キルムーブ: 積極的に戦闘を仕掛けてキルポイントを稼ぐ

キルムーブは、他のチームとの交戦を自分から仕掛けに行くスタイル。Apex Legendsでいえば銃声が聞こえたら即座に駆けつけるような動き、Fortniteなら積極的に建築バトルを仕掛けていくようなプレイが典型的だ。Warzoneではバウンティ契約(マップ上で受注できる賞金首ミッション)を積極的に取って敵を追いかけるのもキルムーブの一種と言える。

キルムーブの利点は、キルポイント(多くのバトロワのランクシステムではキル数やアシスト数に応じてポイントが加算される仕組みがある)を大量に獲得できる可能性があること。Apex Legendsのランクシステムでは、キル/アシスト1つにつき一定のRP(ランクポイント)が得られるし、Fortniteのランクもキル数が一定の比重を持っている。

ただし、キルムーブにはリスクが伴う。戦闘のたびに弾薬や回復アイテムを消費する。体力が減った状態で別のチームに遭遇する可能性もある。特にバトロワには「漁夫の利」(戦闘中のチームを第三者が横から攻撃する行為。詳しくはSTEP4で解説する)という概念があり、戦闘を長引かせるほど漁夫のリスクが高まる。

ポジムーブ: 安全なポジションを確保して上位入賞を狙う

ポジムーブは、戦闘を最小限に抑えて安全なポジションを確保しながら上位を目指すスタイル。安置(バトロワにおいて時間経過とともに縮小する「安全エリア」のこと。ゲームによって「ストーム」「リング」「ブルーゾーン」など呼び方が異なる。エリア外にいるとダメージを受ける)の動きを読んで、先に有利な地形を確保することに重きを置く。

PUBGでは、車両を使って安全な場所に先回りする動きがポジムーブの典型例だ。Warzoneなら高台や建物の上階を確保して視界を広く取る。Apex Legendsではパスファインダーやヴァルキリーの移動スキルで高所を取るのも一種のポジムーブと言える。

ポジムーブの利点は生存率が高いこと。バトロワのランクシステムは順位が高いほど多くのポイントが得られる設計になっているゲームが多いので、3キルで10位に終わるよりも、0キルで3位になる方がポイント効率が良い場面は少なくない。

一方で、ポジムーブだけでは戦闘経験が積めず、いざ戦わざるを得ない場面で撃ち負けてしまうという課題がある。

状況に応じたスタイルの使い分け

ランクポイントシステムによる最適戦略の違い

ゲームごとにポイント配分が異なるため、最適な立ち回りも変わってくる。

Apex Legendsの現行ランクシステムでは、上位に入ることでキルポイントの倍率が上がる仕組みになっている。つまり「まず生き残ってからキルを取る」のが効率的な場合が多い。序盤はポジムーブ寄りで安全にプレイし、中盤以降に順位ポイントが確保できてからキルを狙いに行くのが、ポイント効率としては理にかなっている。

Fortniteのランクではキルポイントと順位ポイントのバランスが比較的均等に設計されている傾向がある。PUBGも同様で、キルと順位の両方をバランスよく稼ぐことが重要になりやすい。

ただし、これらのバランスはシーズンごとに調整されることがある。新しいシーズンが始まったら、まずポイントシステムの変更点を確認するのが大事だ。

装備状況・味方の強さに応じた判断

スタイルは試合中にも切り替わる。たとえば序盤で強い武器と十分な弾薬が揃ったなら、キルムーブに切り替えてポイントを稼ぎにいく判断も合理的だ。逆に、武器がショットガン1丁しかない状況で中距離の戦闘を仕掛けるのは無謀と言える。

チームの状況も判断材料になる。味方にフルHP・フルアーマーの人が3人いるならキルムーブのチャンスだし、1人がダウン(倒れた状態。多くのバトロワでは味方がダウンすると一定時間内に蘇生しないと完全にキルされる)しているなら無理に戦闘を仕掛けず、安全に蘇生してから行動するのが基本だ。

まとめ -- 「どちらか一方」ではなく「切り替えられる」のが強い

キルムーブとポジムーブは対立する概念ではなく、状況に応じて選ぶ「判断の選択肢」だ。

  • キルムーブはキルポイントを稼げるが、リソース消費と漁夫リスクがある
  • ポジムーブは生存率が高いが、戦闘力が育ちにくい
  • ランクシステムの仕組みを理解して、ポイント効率が良い方を選ぶ
  • 装備状況・チーム状況・残りチーム数に応じて試合中にスタイルを切り替える

「俺はキルムーブ派」と決めつけるのではなく、場面ごとに最適なスタイルを選べるようになることが、バトロワで安定して順位を上げていく第一歩だと思う。

STEP2では、試合の出発点である「降下地点の選び方」について見ていく。

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