1vs2以上の戦い方 -- 数的不利を覆すテクニック
バトロワでは、味方がダウンして1対2や1対3の状況になることは珍しくない。チームメイトが先に倒れた時点で「もう無理だ」と諦めてしまいがちだが、実は数的不利でも覆せる場面は意外と多い。
もちろん、正面から3人を相手に撃ち合って全員倒すのは極めて難しい。しかし「1対1を繰り返す」という考え方に切り替えれば、可能性は大きく広がる。
数的不利で勝つための原則 -- 「1vs1を繰り返す」
遮蔽物を使って敵を1人ずつ相手にする立ち回り
1対3を1対1×3回に変える。これが数的不利を覆す基本原則だ。
具体的には、遮蔽物を利用して敵の射線を限定し、同時に自分を撃てる敵の数を1人に減らす。建物の角、ドア、狭い通路――こうした地形では、3人がかりで攻めても同時に射線を通せるのは1人だけになることが多い。
たとえば建物の中にいる場合を考えてみよう。敵が3人でドアから入ってくるとき、最初に入ってきた1人だけが射線上にいる。この1人を素早く倒せれば、2対1になる。次に入ってくる1人も同じ要領で倒す。こうやって「1人ずつ処理する」のが数的不利での戦い方だ。
Apex Legendsのランクマッチでは、味方が先にダウンした場合に「建物にこもって1人ずつ倒す」動きをするプレイヤーが多い。PUBGでも室内戦では入り口を固めて1人ずつ迎撃するのが定石だ。
ダウンした敵を即キルして人数差を確定させる判断
バトロワには「ダウン」という独特の仕組みがある。敵のHPを0にしても即座にキル(完全排除)にはならず、「ダウン」状態(地面に倒れて動けるが戦闘不能の状態。味方が一定時間内に近づいて蘇生操作を行うと復活できる)になる。ダウン状態の敵は味方に蘇生される可能性がある。
1対多の状況では、ダウンさせた敵を確実にキル(確殺・サーストと呼ばれる)して人数差を固定するかどうかの判断が重要になる。
確殺のメリットは、敵の人数を確実に減らせること。3対1が2対1になれば、勝機は大きく広がる。デメリットは、確殺している間に残りの敵に撃たれるリスクがあること。
判断の目安としては以下を参考にしてみよう。
- 残りの敵が近くにいない → 確殺する(蘇生を防ぐ)
- 残りの敵がすぐ近くにいる → 確殺を後回しにして次の敵に備える
- Apex Legendsの場合はアーマースワップ目的で確殺 → デスボックスからアーマーを奪える
1vs多の実戦テクニック
アーマースワップ -- 倒した敵のアーマーを奪って体力を回復
Apex Legendsでは、1対多の戦闘で「アーマースワップ」が極めて重要なテクニックになる。敵を倒すとデスボックスが出現し、その中のアーマーを自分のダメージを受けたアーマーと交換できる。
通常の回復(シールドセルやバッテリー)は数秒かかるが、アーマースワップは一瞬で完了する。1人倒した直後にアーマースワップすれば、フルアーマーの状態で次の敵と戦える。これが1対多で勝つための鍵になる。
アーマースワップを素早く行うコツは、倒した敵のデスボックスの位置を把握しておくこと。戦闘中から「この敵を倒したらボックスはここに出る」と意識しておくだけで、スワップまでの動線がスムーズになる。
PUBGやWarzoneにはアーマースワップの仕組みはないが、倒した敵の回復アイテムを素早く拾って回復する動きは同じ考え方だ。
ポジションを変えて相手の連携を崩す -- 同じ場所に留まらない
1対多で最もやってはいけないのが、同じ場所に留まり続けることだ。敵は複数人で連携して包囲してくる。同じ場所にいると、正面と横から挟まれて逃げ場がなくなる。
1人倒すたびにポジションを変えよう。倒した場所にいると、残りの敵はその場所を狙って攻めてくる。横の遮蔽物に移動するだけで、敵はこちらの位置を見失い、連携が崩れる。
Fortniteでは建築を使ったポジション変更が可能で、壁を立てながら横に移動することで敵の予測を外せる。Apex Legendsではオクタンのジャンプパッドやパスファインダーのグラップルで一気にポジションを変えることもできる。
まとめ -- 1vs多は「勝てる場面を自分で作る」技術
数的不利の戦闘は、正面からぶつかれば負ける。しかし地形と遮蔽物を活かして1対1の連続に変えれば、勝機は十分にある。
- 「1vs1を繰り返す」のが大原則。遮蔽物で同時に撃てる敵を1人に限定する
- ダウンした敵の確殺は状況判断。残りの敵が近ければ後回しに
- アーマースワップ(Apex Legends)で即座に体力を回復
- 1人倒すたびにポジションを変えて、敵の連携を崩す
1対多の状況は「うまくなればなるほど楽しい」場面でもある。焦らず、1人ずつ。この意識を持つだけで、諦めていた場面から逆転できることが増えるはずだ。
STEP5では、バトロワの撃ち合い総合力を高めるための練習法を見ていく。






