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オリジナルデッキの作り方 -- コピーデッキから卒業する方法

オリジナルデッキの作り方 -- コピーデッキから卒業する方法

「ずっとネットに載っているデッキを使い続けていていいんだろうか」。そんな疑問を感じ始めたら、オリジナルデッキに挑戦するタイミングかもしれない。コピーデッキ(ネットで公開されているデッキリストをそのまま使うこと)から始めて、最終的には自分だけのデッキを作れるようになるまでの道筋を見ていく。

コピーデッキとオリジナルデッキの間 -- 「調整」から始める

いきなり0からデッキを作る必要はない。むしろ最初はコピーデッキから始める方が上達は早い。大事なのは「コピーして終わり」にしないことだ。

Tier1デッキの数枚を差し替えることから始めるアプローチ

まずはTier1デッキ(環境で最も強いとされるデッキ)をコピーして、そのまま数十試合回してみる。そうすると「このカード、あまり使わないな」「ここで除去がもう1枚欲しいな」という感覚が出てくる。

その感覚に従って、1〜3枚を差し替えてみる。これが「調整」の第一歩だ。

たとえばハースストーンで、コピーしたデッキに2マナのミニオンが6枚入っているけれど、自分の対戦環境では2マナのミニオンが余ることが多い。なら1枚を3マナのカードに変えてみる。これだけで「自分の環境に合ったデッキ」に一歩近づく。

差し替えた理由を言語化する -- 「なんとなく」を排除する

カードを差し替える時に最も大事なのは「なぜ変えたのか」を言語化すること。

「なんとなくこっちの方が強そうだから」ではなく、「環境にアグロが多いので、2マナの攻撃的なミニオンよりも3マナの除去カードの方が勝率に貢献するはず」と理由を明確にする。

理由を言語化しておくと、その変更が正しかったかどうかを後から検証できる。「除去を増やしたけどアグロ対面の勝率は変わらなかった。ということは、問題は除去の枚数ではなく別のところにあるのかもしれない」という分析ができるようになる。

遊戯王マスターデュエルでは、レシピサイトのコメント欄やSNSで「なぜこのカードを採用したか」を共有する文化がある。他のプレイヤーの採用理由を読むのも参考になる。

0からオリジナルデッキを構築するプロセス

調整を何度か経験したら、いよいよ0からデッキを作ることに挑戦してみよう。

コンセプト(勝ちパターン)を1つ決める → それに必要なカードを選ぶ

オリジナルデッキを作る時、「使いたいカード」から始めがちだけれど、実は「コンセプト(勝ちパターン)」から始めた方がうまくいく。

「このカードのコンボで一撃で勝ちたい」「この特殊な効果を軸にデッキを回したい」など、まずは勝ち筋を1つ決める。そこから逆算して、勝ち筋を実現するために必要なカードを選んでいく。

MTG Arenaなら「このクリーチャーを大量にコピーして盤面を埋め尽くす」とか、遊戯王なら「この新規テーマカードの効果を最大限活かす」とか。

コンセプトが決まったら、STEP1で見たデッキアーキタイプのどれに近いかを考える。アグロ寄りなら低コストを増やし、コントロール寄りなら除去とドローを入れる。コンセプトとアーキタイプの組み合わせで、デッキの骨格ができる。

テストプレイの回し方 -- 最低50試合でデータを取る

デッキが完成したら、テストプレイで検証する。ここで大事なのは「十分な試合数をこなす」こと。

5〜10試合では運の要素が大きすぎて、デッキの本来の強さがわからない。目安として最低50試合は回したい。50試合あれば、各対面に対する大まかな勝率が見えてくる。

テストプレイ中は記録を取る。対面デッキ・勝敗・気になったプレイをメモしておく。50試合終わったら「対アグロ: 12勝8敗」「対コントロール: 5勝10敗」「対ミッドレンジ: 8勝7敗」のように集計する。全体勝率が50%を超えていれば、環境で戦えるデッキだ。

特定の対面で極端に負けているなら、そこに対策カードを入れる。全体的に勝率が低いなら、コンセプト自体を見直す必要がある。

MTG ArenaにはUntapped.gg、ハースストーンにはHSReplayのDeck Trackerなど、対戦データを自動で記録してくれるツールがある。手動でメモするのが面倒な人は活用してみるといい。

ポケポケでは20枚デッキという制約があるぶん、1枚差し替えるだけでデッキの動きが大きく変わる。コピーデッキに「このグッズ、自分の環境では使わないな」と感じたら、別のサポートカードやポケモンに1枚だけ替えてみるところから始めてみよう。

自分だけのデッキに向けて

オリジナルデッキは「カードゲームの楽しさの到達点」だと感じている。自分で考えたデッキで勝てた時の喜びは、コピーデッキでは味わえないものがある。

ただし、いきなり0から作る必要はない。コピーデッキの調整から始めて、「なぜこのカードを入れるか」を言語化する癖をつけていこう。そこから自然と「自分のデッキ」が生まれてくる。

次のシリーズ3では、プレイングスキルに入っていく。

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