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ゲーミングヘッドセット/イヤホンの選び方

ゲーミングヘッドセット/イヤホンの選び方

「足音が聞こえないのは回線のせい? それともヘッドセット?」

FPSやバトロワで「音」が勝敗に関わるのは多くのゲーマーが実感しているところだと思う。敵の足音、リロード音、アビリティの発動音。これらの情報をどれだけ正確に拾えるかで、立ち回りの精度が変わってくる。

ゲーミングヘッドセット(またはイヤホン)の選び方は、装着タイプ・ドライバー・サラウンド・マイク性能の4つを押さえておくと整理しやすい。

装着タイプ -- ヘッドセットかイヤホンか

ヘッドセットの特徴

耳全体を覆うオーバーイヤー型(耳を包み込む大型のイヤーカップを持つタイプ)が主流。外部の音を遮断しやすく、ゲーム音に集中しやすいのがメリットになる。

長時間のプレイでは側圧(イヤーカップが頭を挟む力)と重さが疲労に直結する。300g前後のモデルが多いが、軽量モデルだと250g以下のものもある。可能であれば試着してから購入するのが一番確実だ。

イヤーパッド(イヤーカップの耳に当たる部分)の素材も快適さに関わる。合皮レザーは密閉性が高いが蒸れやすく、布(ベロア)素材は通気性がいいが遮音性はやや下がる。プレイ環境の温度や季節によって好みが分かれるところだ。

イヤホン(IEM)の特徴

IEM(In-Ear Monitor。耳の中に挿入するタイプのイヤホン)を使うプロゲーマーも増えている。軽さと遮音性の高さがメリットで、大会のような騒がしい環境でもゲーム音に集中しやすい。

ヘッドセットと比べて定位感(音の方向の聞き分け)の点では意見が分かれる。「IEMのほうが音の距離感が掴みやすい」という人もいれば、「ヘッドセットの音場のほうが方向を判断しやすい」という人もいる。

マイクが付いていないモデルが多いので、別途デスクマイクやクリップマイクを用意する必要がある場合が多い。

ドライバーと音質

ドライバーサイズ

ヘッドセットの音を鳴らすパーツをドライバー(ドライバーユニット)と呼ぶ。サイズは40mm〜53mmが主流で、大きいほど低音が豊かになる傾向がある。

ただし、ドライバーサイズだけで音質は決まらない。同じ50mmドライバーでも、チューニング(音のバランス調整)の方向性によって音の印象はまったく異なる。「大きいドライバー=高音質」とは一概に言えない点は覚えておきたい。

ゲーミング向けの音のバランス

音楽向けのヘッドホンは低音が強調されていたり、高音がきらびやかだったりすることが多い。一方、ゲーミング向けでは中音域〜高音域がクリアに聞こえるチューニングが重視される傾向がある。足音やリロード音は中〜高音域に位置するため、この帯域が埋もれないことがゲームでは重要になる。

サラウンド -- バーチャルか、ステレオか

バーチャルサラウンドとは

多くのゲーミングヘッドセットは「7.1サラウンド対応」を謳っている。これはバーチャルサラウンド(ソフトウェア処理で疑似的に音の方向感を強調する技術)で、物理的に7つのスピーカーが入っているわけではない。

バーチャルサラウンドは足音の方向をつかみやすくなる一方で、音が加工されるため「距離感が分かりにくくなった」と感じる人もいる。ValorantやCS2のプロ選手の中にはバーチャルサラウンドを切ってステレオ(左右2チャンネルのみ)で使っている人も少なくない。

おすすめの使い方

まずはステレオで使ってみて、足音の方向がつかみにくいと感じたらバーチャルサラウンドを試す、という順番がいいと思う。ゲーム側にもサウンド設定があるので(Valorantの「HRTF」オプションなど)、ヘッドセット側とゲーム側で二重にサラウンド処理をかけないよう注意しよう。

マイク性能 -- ボイスチャットの快適さ

マイクの種類

ゲーミングヘッドセットに付属するマイクは、ブーム型(口元に伸びるアーム型のマイク)が多い。音声を拾う方向が限定されるため、キーボードの打鍵音やファンの音を拾いにくい。

マイクの音質にこだわるなら、USBコンデンサーマイク(USBで接続するスタンド型のマイク。配信者にも人気がある)を別途用意するのが確実だ。ただしボイスチャットの用途であれば、最近のゲーミングヘッドセット付属マイクでも十分な品質を持つモデルが増えている。

ノイズキャンセリング

マイクのノイズキャンセリング機能(周囲の騒音を低減して声だけを拾いやすくする機能)が付いているモデルもある。家族と同居している場合や、ファンの音が大きい環境では重宝する。

選ぶときのチェックリスト

チェック項目 FPS/バトロワ向け カジュアル向け
装着タイプ オーバーイヤー or IEM どちらでもOK
重さ 300g以下が目安 快適なら気にしない
サラウンド ステレオで十分な場合も バーチャルサラウンドでOK
マイク ブーム型で十分 付属マイクで十分
価格帯 7,000〜20,000円あたりに選択肢が多い 3,000〜10,000円でも十分

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