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ゲーミングキーボードの選び方 -- 軸の種類と用途別ガイド

ゲーミングキーボードの選び方 -- 軸の種類と用途別ガイド

「キーボードってそんなに変わるの?」

正直に言うと、マウスやモニターに比べてキーボードの違いはゲームの勝敗に直結しにくい。でも、毎日何時間も触れるデバイスだからこそ、自分に合ったものを使うと操作の快適さがかなり変わる。特に格ゲーやMOBAでスキルの同時押しや素早いキー入力が多いジャンルでは、キーの押し心地が操作精度に影響してくることもある。

ゲーミングキーボードの選び方は、軸(スイッチ)の種類・キー配列・接続方式・追加機能の4つのポイントで整理できる。

軸(スイッチ)の種類 -- 押し心地と音が変わる

メカニカルスイッチとは

ゲーミングキーボードの多くはメカニカルスイッチ(各キーの下に独立したスイッチ機構がある方式)を採用している。一般的な安価なキーボードに使われるメンブレン(ゴムドーム式。キーの下にシリコンのシートがある方式)と比べて、打鍵感が明確でキーの反応位置が一定しているのが特徴。

メカニカルスイッチにはいくつかの種類があり、大まかに3つのタイプに分かれる。

タイプ 特徴 打鍵感 向いている用途
リニア(赤軸系) クリック感なし、なめらか 軽い 静か FPS・長時間タイピング
タクタイル(茶軸系) 途中で軽い引っ掛かりがある 中程度 やや静か オールラウンド
クリッキー(青軸系) カチッと明確なクリック感 しっかり カチカチ鳴る タイピング好き・確認感重視

FPSプレイヤーにはリニア軸(赤軸)が人気がある。キーを押すときに引っ掛かりがなく、連打やキーの同時押しがスムーズに行えるためだ。ただし「タクタイルのほうが入力した感覚があって好き」という人もいるので、好みで選んで問題ない。

アクチュエーションポイント

アクチュエーションポイント(キーを押してから入力が認識されるまでの深さ)もスイッチによって異なる。一般的なメカニカルスイッチのアクチュエーションポイントは2.0mm前後。最近はラピッドトリガー(Rapid Trigger。キーの押し下げ・戻しを細かく検知して、キーを完全に戻しきらなくても次の入力を受け付ける機能)対応のモデルも増えており、FPSのストッピング(移動キーを離して一瞬静止し、射撃精度を上げるテクニック)の精度が向上するとして注目されている。

ラピッドトリガーの恩恵を特に感じやすいのはValorantやCS2のような、ストッピングの精度が戦績に直結するタイトルだ。逆に、格ゲーやMOBAではそこまで優先度は高くない。

キー配列 -- フルサイズかコンパクトか

サイズの選択肢

配列 キー数 テンキー 特徴
フルサイズ 約104〜108 あり MMOやショートカット多用に便利
テンキーレス(TKL) 約87〜91 なし マウス操作のスペースが広がる
65%/60% 約65〜68 なし(矢印キーも省略の場合あり) 省スペース、持ち運びに便利

FPSプレイヤーの間ではテンキーレス(TKL)が定番になっている。テンキーを省いた分だけマウスの操作スペースが広がり、ローセンシ設定で大きくマウスを振る人にとっては恩恵が大きい。

さらにコンパクトな65%や60%キーボードも人気が上がっている。ただしファンクションキーや矢印キーが省略されていることがあるので、ゲーム以外の用途(配信の操作やチャット入力など)も考慮して選ぶといい。

接続方式と追加機能

有線とワイヤレス

キーボードの遅延はマウスほどシビアではないとされているが、安定性を重視するなら有線(USB接続)が堅実。ワイヤレスキーボードもBluetooth接続ではなく、USBドングル(付属の小型無線受信機)を使った2.4GHz接続であれば遅延はかなり小さい。

デスクをすっきりさせたい、LANパーティや友人の家に持ち出したいという場合はワイヤレスの利便性が活きる。

Nキーロールオーバー

Nキーロールオーバー(N-Key Rollover。複数のキーを同時に押してもすべて正確に認識される機能)は、格ゲーやMOBAでのスキルコンボ入力で重要になる。安価なメンブレンキーボードだと同時に3〜4キーしか認識できない場合があるが、ゲーミングメカニカルキーボードなら大抵は全キー同時認識に対応している。

選ぶときのチェックリスト

チェック項目 FPS向け 格ゲー・MOBA向け
軸タイプ リニア(赤軸系) タクタイルorリニア
ラピッドトリガー あると有利(Valorant等) 優先度低め
キー配列 TKL or 65% フルサイズ or TKL
接続方式 有線 or 2.4GHz無線 どちらでもOK
Nキーロールオーバー あれば安心 必須レベル

ゲーミングキーボードを探す

選び方のポイントが分かったら、実際に探してみよう。以下のカテゴリページでは、軸の種類やサイズで絞り込みができる。

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※ 価格や在庫は変動するため、最新情報はリンク先で確認してほしい。

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