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レーニングフェーズの勝ち方 -- 最初の10分で差をつける

レーニングフェーズの勝ち方 -- 最初の10分で差をつける

試合が始まってから最初の10分間。レーニングフェーズと呼ばれるこの時間帯は、実はMOBAの試合全体を左右する重要な局面だ。ここで有利を取れば中盤以降の選択肢が広がるし、ここで崩れると挽回が難しくなるタイトルも多い。

STEP1〜4で学んできたオブジェクト意識、ロールの理解、CS管理、視界管理。これらを総動員するのがレーニングフェーズの立ち回りだ。

レーニングフェーズの目標 -- CS・経験値・タワーの3軸

レーニングフェーズでやるべきことはシンプルに3つ。CSをしっかり取ること、経験値で遅れないこと、タワーを守ること。この3つを達成できていれば、キルが取れなくてもレーニングは「勝ち」だ。

逆に言えば、キルを2つ取ってもCSを30個落としてタワーを1本折られたら、それはレーニングで「負けている」可能性がある。

レーン優先度(プライオリティ)とは何か

レーン優先度(レーンプライオリティ)とは、「自分のミニオンウェーブが相手のウェーブより先に処理される状態」のこと。簡単に言えば、自分の方がレーンを押している状態だ。

プライオリティがあるとどうなるか。まず、先に動ける。ミニオンを処理し終わった側は、ジャングラーの助けに行ったり、他のレーンにロームしたり、リバーのオブジェクトを取りに行ったりできる。相手は「自分のミニオンを処理しないとタワーに押し付けられてCSを落とす」から、すぐには動けない。

LoLでもDota 2でも、レーンプライオリティは中盤の動きの起点になる。Pokemon UNITEではレーン管理の概念はやや異なるが、「ゴール前の野生ポケモンを先に確保する」ことがプライオリティに近い感覚だ。

プッシュ/フリーズ/スロープッシュの概念(概要レベル)

ウェーブコントロールの3つの状態を簡単に紹介しておく。詳しくはマクロ戦略シリーズのSTEP4で扱うが、レーニングフェーズでも基本を知っておくと立ち回りが変わる。

  • プッシュ: 自分のミニオンを素早く処理して相手タワーに押し付ける。リコールする前やローム前に使う
  • フリーズ: ウェーブを自陣タワー付近で止め、安全にCSを取れる状態を作る。ガンクが怖い時に有効
  • スロープッシュ: 自分のミニオンを少しだけ多い状態にして、徐々に大きなウェーブを作る。完成したらオブジェクトに動くチャンスが生まれる

今はこの3つの名前と「何のためにやるか」だけ頭に入れておけば十分だ。

レーンで負けない立ち回り -- トレードの基本

有利トレード(ダメージ交換)の条件 -- CDとミニオンの有無

トレード(trade)とは、お互いにダメージを与え合うこと。レーニングでは「自分が受けるダメージより相手に与えるダメージが大きい」交換を狙いたい。

有利なトレードが成立しやすい条件はいくつかある。

  • 相手のスキルがクールダウン(CD。スキルを使った後、再度使えるようになるまでの待機時間)中で使えない状態
  • 自分のミニオンの方が数が多い(ミニオンも相手を攻撃するため、ミニオンが多い側が有利になりやすい)
  • 相手がCSを取ろうとして通常攻撃のモーション中(攻撃モーションが出ている間は動けないため、反撃を受けにくい)

特に3つ目は初心者帯で頻繁に発生するチャンスだ。相手がCSを取ろうと近接ミニオンに近づいた瞬間にスキルや通常攻撃を当てる。これだけで体力差を作れる。

ガンクを受けた時の逃げ方の基本

レーニング中に避けられないのが、相手ジャングラーのガンクだ。ワードで事前に察知するのが理想だけど、見えなかった場合の対処も知っておきたい。

基本は「最短距離で自分のタワーに向かう」こと。パニックになって左右に逃げると距離が伸びて捕まりやすい。CCを受けた場合は、フラッシュ(LoLで全チャンピオンが使える短距離瞬間移動スキル。クールダウンが約5分と長いため使いどころが重要)やDota 2のブリンクダガー(瞬間移動アイテム)で距離を作る。

ただし、これらの脱出手段は使うと長時間使えなくなる。「使わずに逃げられるなら温存する」判断も大事だ。逆に、使っても逃げられない状況(体力が少なすぎる、複数人に囲まれている)では、無理にフラッシュを切らず温存するほうが長期的にはプラスになることも。

このSTEPのまとめ

レーニングフェーズは「CS・経験値・タワー」の3軸で測る。キルは加点要素であって、レーンの勝ち負けはこの3つで決まる。

レーンプライオリティを意識して、先に動ける状況を作る。トレードは「相手のCD中」「自分のミニオンが多い時」「相手がCS取る瞬間」を狙う。ガンクが来たら最短距離でタワーに逃げる。

最初の10分でレーンを安定させられれば、中盤以降のマクロ(チーム全体の動き)に余裕を持って参加できるようになる。

次のシリーズ2では、そのマクロ戦略を本格的に掘り下げていく。

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